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夜のひとりぼっち



ほらねって 一人で つぶやいてみた
誰にみせるわけでもなく 苦笑いしてみた

あなたに 伝えた 言葉のひとつひとつ
思い出して 歩いた
夜の歩道から 見える空は
ビルの陰に隠れて
クラクションを鳴らすタクシー
ヘッドライト
星は かすんで消えた

さっきの場面を もう一回やりなおしても
たぶんうまくいかないかもしれないけど
震えてしまう指を隠したくて
意味もなく何度もリーフレット折り曲げた

核心に触れないように選んだ言葉では
やっぱり うやむやの 霧が残ってしまう

言えなかった言葉はやりきれない顔で
夜のひとりぼっちになった

向き合った 椅子を ななめにして
逃げ腰のように座っていた ひざばかり見ていた

言おうと 思った 言葉はどれもこれも
ロジックには ならずに
部屋の静かさに とけてしまう

あと少しの時間だけ
今以上にあなたを

正面から

そばで 向き合いたかった

あと少しだけ


2017.2.11 him&any

©2017 him&any

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