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ポジティブの方法 その2

・ポジティブの方法における前置き2


ネガティブだって悪くないさ。それは空想の架け橋になるのだから。それは創造性にとても近い場所にいる。そして自分や誰かの痛みを包んでくれる。それがたぶん幸運の鍵。きっと開運の扉。そう思うことにした。そう決めた。そう決めたからそれはそうなるほかないだろう。


・冷たい人


冷たい人。そのお店の受け付けにはとても冷たい人がいる。おそらく仕事は的確なのだろう。ミスもない。手際もいい。淡々とスムーズだ。でも冷たい。営業用の完結な微笑しか見せない。それは微笑ですらないかもしれない。試しにこちらから一度ニコニコを投げかけてみた。それでも揺るがない。バレーボールで例えるなら完璧なレシーブだ。いや、完璧なブロックだ。こちらのお試しニコニコはあちらのコートにすら入っていない。そして思う。なんてハッピーなんだ。と。この人は客の流れが滞りのないように進めてくれる。あとから来たお客さんも待たされなくて済む。きっとこちらのお試しニコニコによって窓口の流れが滞ってしまうと後からきたお客さんはこちらに避難の目を向けるだろう。それを防いでくれたんだ。さりげなくこちらのことを大切にしてくれているなんて。なんてハッピーなんだ。そしておそらくその人は片思いをしているんだ。そう思うことにした。だから普段も緊張して淡々としているんだろう。ましてやニコニコを投げかけられたりしたらよりいっそう緊張するのだろう。なんて初々しい。あの時。お試しニコニコの時。いつもより言葉もなく。あの時。いつもよりさらにスムーズに流れた気がしたのはそのせいだろう。なんて幸福なんだ。また次回の対応が楽しみになる。冷たい対応をされるのが楽しみになる。その人は誰に片思いをしているのか?そんなこと聞くまでもないじゃないか。

※筆者注 これはあくまでも、悲しみを和らげる方法のひとつであって、この考え方にのめりこんで、立ち止まらず、周りを見ず、そのまま進んでしまうと、ストーカーと言われてしまうことになるので、空想と現実の区切りをしっかりつけて、悲しみが和らいだら、現実は現実としてきちんと受け止めて、一歩引いて考え、冷静に行動することが前提です。自分の悲しみを和らげることの延長に誰かを傷つけることがあっては、その悲しみは、誰かにとっての鋭い刃(やいば)になってしまいます。それはとても悲しいことだと思います。



2017.2.17 him&any


©2017 him&any

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