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投稿

12月, 2017の投稿を表示しています

ひとつに溶け込んでいて

誰というわけではなく 無数のやさしさの 記憶が ひとつに溶け込んでいて 私の感情が袖を通す 洋服のような 輪郭になっている あなたのことを思い出しながら たくさんの場面の私が あなたの隣にいる私の姿が ひとつに溶け落ちて 涙を流す水色の洋服の重みに したたりおちる 輪郭になって泣いている それも私 それもそれも私 私の中の私 誰かといるときの私 あなたと一緒にいたときの私 それも私 それもそれも私 2017.12.29 him&any ©2017 him&any 

その光に向かって

光に向かって 眩しそうに進むあなたが 僕にとって 何よりも眩しい あたたかい光の中を 冷たい光の中を 踏みだすあなたが 眩しい 悲しみも不安も 風のように纏う その背中を見つめながら 進もう 追い越したり 追い越されたりしながら ずっと進もう その光に向かって 未来は 輝いている 大丈夫 未来は 輝いている 2017.12.27 him&any ©︎2017 him&any

光に向かって

光に向かって 眩しそうにしているあなたが 僕には 何よりも眩しい 2017.12.26 him&any ©︎2017 him&any

不都合なことや嫌な出来事から目には見えない幸福を想像する。

不都合なことや嫌な出来事から目には見えない幸福を想像する。 ということを思った。 昨日は車の運転をしながら信号待ちが多くて。 そこでふと思った。 信号待ちが多くて嫌だけど 実はそのおかげで何か焦っていることを 落ち着かせてくれているんじゃないか と。 あるいはもしかしたら ここで信号待ちをしたことによって 例えばどこかの曲がり角から飛び出してくる車と 鉢合わせることなく 無事に事が進んでいるんじゃないか と。 無事に続く日は 当たり前に帰宅して いつも通り 当たり前の時が過ぎて ありきたりの1日が続いていく でもそれはね 何もアクシデントがないから ありきたりの1日なの。 無事につつがなく終わったということは 問題もなく うまくいって成功だった ってことなの。 それは目立たないことだけど。 ありきたりの1日は 大成功の1日なの。 目には見えない幸福は 当たり前の中に ベールで包まれているの。 それが見えないことが幸せなことなの。 でも見えないから忘れてしまう。 大事にしなくなってしまう。 だからときどき 裏返しの 不都合なことや嫌なことっていう形で現れる その目に見えたことから 目には見えない幸福を想像する。 2017.12.16 him&any ©︎2017 him&any

逃げる場所は

逃げる場所は 誰もいないところがいい 早く 早く 僕はそこで涙を 流していたいだけなんだ 逃げる場所は 誰もいないところがいい 人ごみの中がいい 街の中 網の目の中 暗い暗い 人ごみの中がいい そこなら いる人は皆 いないじゃないか あるものは全て ないじゃないか 僕はそこで涙を 流していたいだけなんだ 誰もいない人ごみの中へ 走って 走って 早く 早く 苦しい心を 胸の中の痛みを 服の上からつかみながら 走って 走って 逃げよう 誰も いない沈黙の中へ 音楽で耳を 塞いでしまおう 誰もいない音楽の中へ 塞いでしまおう 僕はそこで涙を 流していたいだけなんだ 誰もいない 冷たい人ごみの 2017.12.8 him&any ©2017 him&any

チャレンジ

チャレンジすることは 大事なことだ そして何より 楽しい 自分で挑んだチャレンジだから 困難も 楽しい ぎゅーっと息をつめるような 集中 ぎりぎりと身を引き締めるような 緊張 すべてが 何かに 繋がるようで 楽しい ロールプレイングゲームで じりじりとレベルをあげていくように じわじわとコインを貯めていくように 楽しい 自分で挑んだチャレンジならば つらいことも 楽しい 自分で選んだという口実のもとに 不条理に理不尽に強制されるチャレンジは 楽しくない 自分で挑んだチャレンジならば 何もかも 楽しい 2017.12.4 him&any ©︎2017 him&any

嫌なことがあるとそれがプラスになると考える。別に教訓とか成長とかそういう意味ではなく。

嫌なことがあった時 それがプラスになると考えるようにしている。 別に嫌なことが教訓になるとか 学ぶことがあるとかそういうことではない。 人生においてマイナスにはならないとか 嫌なことで成長するとかいうことでもない。 いろいろな経験は教訓にも成長にも役立つと思うけれど ここで言いたいのはそれではない。 嫌なことは嫌なことだ。 それは変わらない。 プラスになるというのは 反動みたいなことだ。 なぜかは知らないけれど 生きている中で必ず波のようなものがある。 反動のようなものがある。 振り子のように。 メトロノームのように。波のように。 右から左に。下から上に。 嫌なことがあると どんな反動があるのだろうと考える。 嫌なことが 反動のきっかけだと考える。 嫌なことが深いほど 反動の高みを楽しみにする。 嫌なことが長いほど 反動の長さを楽しみにする。 ここで最も大事なことは 良いことや嬉しいことや幸せやラッキーの反動は 決して考えないことだ。 2017.12.1 him&any ©︎2017 him&any