トイレで紙を持ってきてと言われたら、必要なのはトイレットペーパーだ。オフィスなら書類かもしれない。コピー用紙かもしれない。習字教室なら習字の紙だ。「紙を持ってきて」という同じ言葉でも求められるものは違う。もちろん今置かれている状況を的確に把握して何が必要か判断することは大切だ。でもその人の置かれた立場や人生経験によって受け止め方も変わってしまう。だからその言葉を間に挟んで向かい合う時に、どこかしら食い違いがおこるのは大前提として考えて、その食い違いによって誰かが傷つくことがないように配慮する方がいい。「これだから若い世代は分かってない」とか「これだから上の世代は分かってない」とか「情弱」とか「老害」とか「そんな奴が〜するなよ」とか言っていては傷を広げあうだけでどこにも進めないのではないだろうか。価値観や美意識や固定観念や思い込みをいかにスムーズにスピーディーに改変していくことができるのか、というのが改革であり、改善であるべきだと思う。
2018.8.31 him&any
©︎2018 him&any
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